01. 糸の加工
紡績会社から届いたチーズと呼ばれる糸。
作りたいタオルの質感や用途から、捻りの方向や向きを決められた糸から、タオル作りは始まります。
そのチーズ巻きの糸をまず、一度まき直し、叩き付けることによって巻きの角をとり、角の方まで染まりやすくします。
このひと手間で、全体がきれいにムラなく染まるのです。
いいタオルをつくりたい―。
澄んだ空気、降り注ぐ陽光の眩しさ そして色濃い草木の緑にこころ躍る、今治のまち。
視線の先に広がるしまなみ海道には
瀬戸内海の水面が美しく輝きます。
温暖な気候と良質の水
そんな今治の豊かな自然と伝統に育まれて
美しいタオルが生まれます。
1960年、愛媛県今治市で
村上パイルは村上織布として創業しました。
そこから半世紀以上の歳月を重ね
美しい四季の力を借りながらタオルづくりに取り組んでいます。
POINT01
タオルは生活の中で輝くもの。お気に入りのインテリアに合い、自分だけのかけがえのない存在であって欲しい。織物であるタオルには、いくつかの制約があります。
そのなかで機能や心地よさを最大限に引き出し、細部にまでこだわったデザインで、目にも心地よいタオルを追求し続けます。日々の暮らしに彩を添えることを願いながら。
POINT02
朝起きて顔を洗う。タオルが心地よかったら1日が気持ちいい。
人生はそんなシンプルなものです。だからこそ愛着のもてるものを選んでほしい。
今治は国内最大の産地として歴史を刻んできました。職人たちは素材を選び、織り、染め、後処理にいたるまで丹精込めて仕上げます。そして、厳しい品質基準に合格したものが安心して快適にお使いいただけるタオルの証「今治タオルブランド」として認定されます。
POINT03
村上パイルがお届けしたいのは、人の暮らしに寄り添い、触れるたび、目に留まるたび、
「気持ちいい」と思えるタオルです。手を拭くとき、お風呂上りに髪を拭くとき。そんななにげない毎日を、少しだけ贅沢な時間にしてくれる。干しているときや、無造作においた姿まで愛おしい。そんなささやかな心地よい瞬間が積み重なることで、暮らしはもっと豊かになるはずと信じています。
優れた吸水性と安全性が、今治タオルの証。
今治タオルは四国愛媛県北部の地で、百ニ十年の歴史を刻みつづけています。
国内最大規模のタオル産地として、伝統的な製造技術と最新技術を巧みに融合させながら、使い心地を重視したタオルをはじめ、
ファッション・インテリア界にも豊富なタオル(パイル)アイテムを提供しています。
今治タオルのブランドマーク・ロゴは、日本最大級のタオル産地「今治」で、独自の品質基準に合格したタオルのみに付与されます。
フェルガナソフト綿花畑(中央アジア・フェルガナ盆地)
フェルガナタオルに使われる手摘みで良質な綿。
やわらかさと吸水性のあるフェルガナソフトは、繊維質の柔らかい光沢のある長綿を、紡績して作ります。収穫も繊維を傷つけない手摘みによって行われます。良質な長綿を使用することで甘く撚る事ができるので、一般的に使用している綿糸より非常にソフトな仕上がりになります。
1パイルが生まれるリズム
絶えまなく工場に響く機械の音は、タオルの鼓動。
1パイルが生まれる瞬間のリズムに耳を傾け、やさしく紡ぐ。
時代が変わっても、自然と対話し
タオルの声を聴くことが私たちの原点です。
私たちから旅立っていくタオルが
いつの時代も人の暮らしに寄り添い
歩み続けることを願い
日本中、世界中へ
ゆっくりと夢を広げていきます。